第七章 径百余歩、卑弥呼の墓

(4) 地中レーダー探査と発掘結果

 調査箇所は下記の2箇所である。


 最初上図のNo2とする箇所で地中レーダー探査を行った。近辺で一番盛り上がった場所を中心に探査を行った。
結果、地下1、2mあたりでレーダーの異常反射を捉え、石室があると確信した。だが発掘してみるとそれは岩盤であった。それより下には遺構など存在しないことが判明した。しかも出土したのはわずかに朱に染まった砂の塊だけであった。古墳であることの確証は何も得られなかった。私の期待は大きく裏切られることとなった。

だがどうしても諦めきれず、その後も少し場所を変えて、小規模な発掘を続けた。その結果、複数の土器片を発掘し、ここが古墳であることはほぼ確定した。



そしてその土器片の中に、明らかに弥生末頃までさかのぼる土器片を見た。
このあたりの古墳の年代を推定させる貴重な遺物となった。



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